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援助を通じて自己満足したい自分の気持ちを見つめ受け入れてみること(三羽)

前回の記事では、援助行動における当然の存在としての「自己満足」と、援助における根本的目的である、「援助を受ける側の満足」について整理しなおしました。
そして、これらはものすごくシンプルで当たり前のことに見えるのに、そうはならない、あるいは、ついうっかり忘れてしまうことが問題となります。


では、いったいなぜ、当たり前にならないのでしょう?
なぜついうっかり忘れてしまうのでしょう?

その大きな理由のひとつとして、援助行動に関して、それが自分の「自己満足」によるものだと思いたくない気持ち、それを否定したい気持ちがあるのだと思います。

前回の記事の「すべての援助行動は、基本的に自己満足である」という文章を読んだ時に、
「違う、私はそんなことのために援助してはいない!相手のためだけにやっているんだ!!」
「私はどうなってもいいんです。犠牲になってもいいんです。相手の役に立ちさえすれば」
「私は親や学校から教えてもらったことに沿ってやっているだけで、自己満足なんかではありません」

こういう風に感じた方がいらっしゃると思います。

しかし、ここがまず大きな勘違いかもしれないのです。

なぜでしょう?
「相手のためだけ」「私はどうなってもいい」「親や学校の教えにならって」、このように考える時、私たちは、自分の満足や欲求を捨て去り、相手のためだけに援助行動を行なっているように勘違いしてしまいます。
しかし、実は、これらの背景にはやはり「自分が満足したい」という気持ちが存在しているのです。

これらの気持ちを少し分解してみましょう。
「相手のためだけ」という気持ちの背景には、「相手のために何かやれている自分」というものに満足したいという気持ちが存在しています。
「私はどうなってもいい」という気持ちの背景には、「他者のために自己犠牲を行なえている自分」に満足したいという気持ちが存在しています。
「親や学校の教えにならって」には、「親や学校の教えにきちんと沿えている自分に満足したいという気持ちが存在しています。

誤解なさらないでください。
これらの気持ちは、けして良くないもの、あってはならないものではありません。
前回の記事でも書きましたが、自己満足のために他人を援助する助けること自体は、あってはならないことではなく、それがあることが前提として当然なのです。

しかし、援助行動に際してそこに自分の自己満足があることを認めることって、すごく抵抗が起こりやすいようです。
いったいそれはなぜなのでしょう?ここでキーワードとして考えられるのが、自己満足を認めることへの「罪悪感・嫌悪感」です。
援助における「自己満足」をあたかも悪いことのように感じてしまっている、そこが大きな誤解であり、混乱の元なんです。

前回述べた援助行動の基本に立ち返ってみましょう。
援助行動とは、「自己満足による行動で、かつ、相手の役に立つことを目的とした行動である」ということですよね?
その結果として、相手にとても喜ばれることがたくさんあるわけです。
自分自身は自分のやりたいことをやれて満足しています。
それが相手の役に立ち、相手の満足を促します。

それはとても素晴らしいことですよね。

ここの関係には、どこにも問題はありません。
バランスの取れた、みな幸せな望ましい状態です。

にもかかわらず、それが良くないことのように思ってしまう罪悪感、ここが大きな勘違いなのです。
自分も相手も満足であることに、罪悪感や嫌悪感を持つ必要は全く無いのです。

ここで、「わざわざ自己満足とか言わなくたって、相手の役に立てていさえすれば問題は無いはず!」「なぜそういう余計なことを言うのか?」「自分の中の気付いていない・気付く必要も無い気持ちにわざわざ向き合い認める必要があるのか!?」という反論も出るかもしれません。

しかし、実は自己満足であることを受け入れられないままに援助を行うと、逆に大きな問題を生じさせる危険性があるのです。
続く記事ではその危険性について、説明をしていきます。

(三羽理一郎 加州公認クリニカルサイコロジストPSY21622)

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